地震国日本の平野は、約18000年前以降に堆積した緩い砂や粘土からできています(沖積層と呼びます)。このうち、砂は地震による強震動であたかも液体のように振る舞い、地表に砂や水を噴き上げ、その上にある構造物を傾かせます。これを防ぐためには、揺れたときに砂層の中に発生する高い水圧を地表に速やかに抜いてやればよいのです。それができないと、地盤を引き裂いて噴砂・噴水現象が起きてしまいます。それに加えて、地盤の締め固めができているとより一層液状化はおきにくくなります。
ハウスPDR工法は、地盤の締め固めと地震時の高い水圧の除去を同時に達成する、安価な工法です。
打撃装置;20〜30kg削岩機(油圧ブレーカー)、をレンタルし、パイプを購入すれば、素人でも施工できないことはありません。目安はL=5.4m(37,000円/本程度)を1.5mピッチに打設ですが、既存家屋がある場合には打てる箇所に打設されたら良いです。150平米、建ぺい率50%だと30〜75本程度になります。打設後は、塩ビVP50用のキャップに空気穴を開けて蓋をすればよいと思います。
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