| 取扱商品 法面小段排水工用 水路フィルタ（ハイランナー） |
●ハイランナー(法面小段 排水溝用フィルタ)
法面小段水路は、新設の法面（切土・盛土とも）に作られます。竣工直後は地表水を速やかに排水し「良い感じ」ですが、水路には木の小枝や、落ち葉が入り込み、雨の時に集められた水で集水ますに集まります。小枝が引っ掛かると後続の落ち葉が水路を閉塞させます。閉塞した水路は、閉塞箇所で集めてきた水を法面に溢れさせ、そこで崩壊が起きます。法面の安定のための施設が、法面崩壊の原因になっています。
定期的に水路を清掃すればこのリスクを避けることができますが、人手不足の今日、実際には清掃されるところは全体の中の僅かです。ハイランナーは、清掃を「風」にさせています。
 |
★風が清掃するためﾒﾝﾃﾅﾝｽフリーが実現される
落ち葉や木の枝は、大雨の時に移動すると思いがちですが、観察を続けると乾燥したときに風によって移動していることがわかりました。風がよく通る蓋を作成し、乾燥したときに風が清掃してくれる仕組みを作りました。他製品のような単なる蓋では、人間による定期的な清掃が欠かせませんが、ハイランナーでは「風」が働いてくれます。
実際に施工した箇所では、草が繁茂した状態になっても、水路蓋の上の解放面は十分に大きく、また水路内に流水障害を起こすような気配はありませんでした。
 |
★水路が引き起こす法面崩壊とは
下の写真は、この水路蓋を考え付くきっかけとなった法面です。法面小段の犬走部から崩壊していますが、その原因は法面小段水路が集めてきた水が、溢れたためでした。
この法面は、災害復旧として、鉄筋補強土付きの法枠工と、水抜ボーリング工が施工されました。水路管理を怠っただけで、この対策への税金投入はなかなか納税者として納得できるものではありません。
下の写真は、対策後の水路です。これだけの高価な対策をしても、水路は以前のままなので、今後もどこかで閉塞して、どこかを崩すことになると思います（すでに閉塞しつつあります）。
|
材料価格・参考歩掛・納期のお問い合わせは下記にお願いします
技術的なお問い合わせは下記（担当 太田）にお願いします
トップページへ |
|
