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取扱商品 恒久集水ボーリング保孔管(サビレス100)
恒久集水ボーリング保孔管(サビレス100)
長寿命材料のため、更新期間が長く、圧倒的な低ライフサイクルコスト(LLC)を誇る集水ボーリング保孔管です。高耐食性メッキを施した鋼管を用いているため、集水管挿入時に塩ビ管などで起きるジャミングに伴う保孔管破損(再掘削が必要になる)も起きないため、施工業者もトラブルがない工事ができます。 
NETIS KK-030021-VE(2009年事後評価済。現在は掲載期間終了)

★高強度によるメリット

イニシャルコストが安い塩ビ管は、特に地方自治体の地すべり対策事業において多く使われます。しかし、少しずつ移動する地すべり土塊と、移動しない不動土塊との間には、非常に大きな力(引張り力・せん断力)が作用しますので、特に継手部で破損します。実際、カメラを挿入してみると、変動している地すべり地では塩ビ管が破損している例が多々あります。

サビレス100は継手強度が塩ビ管の10倍程度ありますので、継手部で破損することもないし、工事中のジャミングでケーシング抜管時に破損することもありません。

★ライフサイクルコスト(LCC)の大幅低減のメリット

地すべり対策は、「変動の原因除去」をする工法なのでとても理にかなっていて良いのですが、機能している間だけ変動を抑制する効果があります。したがって常に維持管理を行い、耐用年数になったら更新する必要があります。集水ボーリング工事の最大コストは、保孔管材料費などではなく掘削に関わる費用です。したがって、耐用年数が長い長寿命材料をつかえば圧倒的なLCCの大幅低減が実現できます。塩ビ管を保孔管で用いると、LCCが大きくなるので、将来の維持が困難になるでしょう。

塩ビ管系保孔管の使用は、自治体が対策効果が短期間でもよいと考えている場所に限られるでしょう。



※サビレスのLCCに関する技術提案に、下記資料をご活用ください。2008年に作成したものなので、現在と単価等に違いがあると思いますが、相対的関係は大きく違わないと思います。
  ワード版(ご自由に改変してお使いください)
  PDF版
※国土交通省が直轄地すべり地でコスト縮減検討を実施した資料は下記にあります。
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000636641.pdf#page=19

使用上の注意事項
用いている高耐食性メッキは、マグネシウムを含み、亜鉛の溶出速度が非常にゆっくりとなり長寿命となるとともに、表面が非常に硬質になります。 しかし、岩片の方がより硬質なため、水の中に含まれる小さな岩片が出口処理の構造により渦巻くような環境(孔口付近のエルボー管や安全弁としての隙間)に置かれると、少しずつメッキを削っていきます。できるだけスムーズな水の流れとなるようにしてください。(過去に1件この事例がありました)


<高耐食性メッキの寿命>
サビレスに用いている高耐食性メッキは、暴露試験によれば無垢な面で100年以上、切断面で80年程度の防食機能がありますが、環境によってはそれより短い耐用年数になる場合もあります。


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恒久集水ボーリング保孔管(サビレス100)

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