敷地の隣で掘削を伴う工事が始まると、自宅への影響が心配になります。工事屋さんは「何かあったら誠意をもって対応します」と言っているからといって安心してはいけません。「何かあった」ことを証明する責任があるのは「あなた」です。あなたがそれを証明できなければ「何もなかった」ことになり、何もないのだから「誠意を持った対応」もありません。最初が肝心なのです。
- 工事が始まる際には、専門家に相談しましょう。工事前の情報が無ければ「何かあった」ことを自ら証明するのはとても難しくなります。
- 工事業者に、事前の調査(補償調査と呼びます)を要求しましょう。してもらえない場合には、自らの費用で実施しましょう。
- 工事前の状況、工事中の状況が信頼できるデータとして存在すれば、「何かあったこと」を証明するのは難しくありません。無い場合には、とても難しくなります。
- 普通に考えて、工事の影響に違いないと「思う」のと、工事の影響だと「立証する」ことは天と地ほど違います。